走行安定性が高い

自動車のエンジン駆動方式は大きく分けると、前輪駆動と後輪駆動そして四輪駆動の3種類になります。その中でも最近の多くの自動車に採用されている駆動方式は前輪駆動です。前輪駆動は、自動車の前の2つの車輪を駆動輪にするので、エンジンもその近くに配置されることが多いため「フロントエンジン・フロントドライブ方式」や、それを略した「FF方式」とも呼ばれます。
FF方式の自動車の最大のメリットは、悪天候の中でも走行安定性が高いという点です。その理由は重心のかかり具合です。自動車の部品の中で一番重量があるエンジンやトランスミッションが前方に配置される反面、後方にはそれほど大きな部品がありません。ですからFF方式の乗用車の場合、駆動輪である前輪に車体の重量の多くがかかるため安定性が良く、強雨でもスリップしにくいのです。さらに駆動輪が空回りしにくいということで、雪道での発進もスムーズです。
今ではポピュラーなFF方式ですが、今のように普及するまでにはかなりの時間を要しました。1959年にエンジンを横に置き、その下にトランスミッションを配置する方式が採用されました。これによって省スペースが実現し、現在では小型でも安定性があるFF方式の自動車に人気が集まっています。

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